
身近な問題から世界の課題まで
第19回 「子どもの死についての権利」とはなんだろう?
2013年06月05日 18:16
<プログラム概要>
1)アイスブレイク:自己紹介・「子どものころ、我を忘れて何かをした思い出」
2)「子どもの死についての権利」と聞いて思いつくことをブレーンストーミングで出し合う。
3)コルチャックとその時代(レクチャー&映像視聴)
4)タゴールの戯曲「郵便局」の読み合わせ
*この戯曲はコルチャックの孤児院の子どもたちによって、ゲットーの中で上演された。
5)「郵便局」を足掛かりにして、コルチャックの考えた「子どもの死についての権利」について話し合う。
<ファシリテーターの振り返り>
良くも悪くもモヤモヤ感がたくさん湧いてきたワークだったのではないかと思う。
今度、劇団はぐるまで公演される台本の中では、コルチャックは
「子どもたちが死を受け入れられるように」「優しく安らかな気持ちで尊厳をもって死を迎え入れられるように」と、
「郵便局」の上演を行うのであるが、それに対し、ドイツと闘い、現状の悲惨な状況を打ち破る努力をするべきだ、という意見もある。
「死」という問題についてどう向き合うのかという問題は難しい。もしかしたら死について語ることがタブー視されがちな現代の方が
みんなで考えにくい課題なのかもしれない。
もっと深めたいと思いつつも、このあたりが限度だったかな、とも思う。
ただ、死が恐怖として存在するのであれば、その恐怖から免れる権利を子どもに与えたいとコルチャックが考えたのではないだろうか?
そのあたりを自分なりにもう少し深められるよう、これからも調べたり考えたりしていきたい。